ついにファイナルツアーに到達しました。
かえってこれの数本前からのツアーと違い、素晴らしかったです。さすがに3時間以上のものを一気には観られなかったので、録画したものを2度に分けて観たものの、飽きることなく観ることが出来ました。最後なので、初期・中期・晩期の曲がバランスよく配置されていたのも良かったです。まだまだやっていけそうな感じだけど、最後だからこそできた、最高のライブなんでしょうね。
印象に残った部分を、五月雨式に書いていきます。
・「80%」
クロベエ以外の6人が、もちろん楽器組も含め、見事なダンスを見せていました。こんなグループ、今はいないんじゃないかな。
・「Lonly Soldier」
また「Lonly Soldier」だよ……。なのにナオユキは、ちょっと歌詞を忘れているという(^-^; この曲については、以下の記事をご覧ください。
<追記>
2020年6月14日に放送された「村上RADIO 第15回放送 (あくまで個人的な)特選オールディーズ」を聴いて、ふと思ったのですが、「Lonly Soldier」って、ジョニー・ディアフィールドの「悲しき少年兵(Lonly Sodier Boy)」へのオマージュでしょうか。
まぁ「悲しき少年兵」が、苦労の末に故郷に帰ったら、待っていてくれるはずだった女の子はもういないという歌詞なのに対し、「Lonly Soldier」では、兵士が最後に死んでしまうことが暗示されているという違いがありますけれど。
・「夜明けのブレス」
むちゃくちゃ良かったです。昔、つまり私がまだファンだった時のチェッカーズっぽい曲なんですよね。これが入っているアルバムを買っても良いなと思ったくらい。
・MC
マサハルがフミヤに、ダンスのステップを教えたことがあるというエピソードが、印象的。
・「HEART IS GUN~ピストルを手に入れた夜~」
曲の終わりの、フミヤがメンバーを一人ずつ撃ち殺していくという演出が、心に残りました。フミヤ自身、最後に自殺する設定。
・「Long Road」
アンコールで、これを歌ったのが良かった。この曲、初期からの変わらないファンのために作られた曲なので。ここでついにフミヤが泣きます。「I Love you, SAYONARA」の時は、泣いたような泣いていないような、という感じだったんですけどね。
・アンコールについて
アンコールの衣装ですが、なんとなく「デビュー当時のチェックの衣装で出てきたら、面白いな」なんて思っていました。そうしたら、そのものではないものの、デビュー当時の衣装へのオマージュを感じるものでした。本人たちの意見だったのか、衣装スタッフの意見だったのかは分かりませんが、なかなか良かったです。
あとアンコールの時にしみじみ思いましたが、武道館、汚すぎ(^-^; 照明に光る、雪のように降るホコリときたら……。
そして最後の乾杯、ビールではなくピンクドンペリでした。ノリちゃん(木梨憲武かな)とフジテレビの石田さん(例の名物プロデューサー)から、ということでした。会場からナオユキにイッキコールがかかっていたのは、時代ですね。もちろんやりませんでした。フミヤも、「ナオユキ殺す気か」と言っていました。今なら許されません。
今なら許されないと言えば、この武道館ライブ自体、このコロナ騒動の最中では、ありえない代物です。フミヤが39度台の熱を出している(インフルエンザか?)のに、満員の武道館で4日間のライブ……。まぁフミヤの風邪がうつっても本望のファンも、当時は多かったでしょうけれど。
ちなみに2度目のアンコールの後、フミヤだけが他のメンバーと別れてエレベーターに乗ったのが、何か象徴的でした。そのまま救急病院に直行するから、とか、何か理由があったのだとは思いますが、解散以降、ある意味フミヤだけが別の道を行くわけなので。
あ、ファイナルツアーということで、このチェッカーズのライブDVDのレビュー記事も最後のはずなのですが、なんとまだ2本あります。ファイナルツアーの別バージョンのDVDがあるのですよ(^-^; がんばって観なければ。
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