今月もLaLaTVで、チェッカーズのライブを放映しました。「LaLaTVセレクト 毎月 チェッカーズ」という企画です。
このツアー、私が最後に行ったチェッカーズのライブです。買ったのもアルバムは「SEVEN HEAVEN」、シングルCD(!)は「運命(SADAME)」が最後です。
今となってははっきり覚えていませんが、嫌いになったわけではなく、なんとなーく違和感を覚えるようになり、ファンをやめた気がします。どこがどうとは言えない違和感で、それこそアルバム「SEVEN HEAVEN」には「Love Song」をはじめ、チェッカーズの曲の中でも個人的に上位を占める作品が収録されているんですけどね。嫌いになる前に撤退したとでも言いますか。 このツアーの約半年前のナオユキのソロライブにも、特にナオユキ推しでもないのに行っているし。しかもばっちりライブパンフも買っているし(^-^; ナオユキのソロアルバム(レコード!)も2枚あるし。「お布施」という単語が頭をよぎります。
しかし「SEVEN HEAVEN」のアルバムもツアーも、1989年という年を反映していたんだなと思います。夏頃から東欧の民主化が進み、年末にはマルタ会談で冷戦の終わりが宣言された年ですよ。アルバム付属の小冊子の冒頭にフミヤの言葉が載っているのですが、このような言葉で始まります。
世で言われるHEAVENは、ひとつしかないはず。
でもこの世の中、手の合わせ方だけ見てもHEAVENはひとつじゃないみたい。
だって年中喧嘩ばっかりして。
そんな個人個人の、HEAVENまでの地図を無理にひとつにまとめることないのに。
「Welcome to my planet earth!!」にも、「西も東もない」という歌詞があります。この歌、宇宙人が攻めてきたという想定で、地球人が1つにならないと大変なことになるよ~という歌なのです。
冷戦が終われば、世の中もっと平和になると単純に信じていたんですけどね。フミヤの言葉が、あれから30年経ってもそのまま使えることが悲しいです。
はい、感傷は置いておいて、ライブ自体の感想行きます。途中、楽器組の結構長めのセッションがあり、かっこよかったです。「Free Way Lovers」のトオルとナオユミのダブルギターもすごかった。あと「湾岸物語(ハングリー・アイズ)」を熱唱するモクもカッコよかった。今更ながらモクって、歌がうまいと思います。
曲の中で唯一知らないのは、「素直にI'm Sorry」の英語バージョン。ライブのためのオリジナルかな?
来月以降に放映されるのは、私の知らないチェッカーズのライブですが、楽しみにしています。
<追記>
アルバム「Seaven Heaven」は、YouTubeの「チェッカーズ公式YouTubeチャンネル」で聴くことができます。
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