「THE CHECKERS CHRONICLE 1992 Ⅰ Blue Moon Stone TOUR Ⅰ」、つまりライブの前半は、いささか残念感がありました。
でもライブ後半にあたる「THE CHECKERS CHRONICLE 1992 Ⅱ Blue Moon Stone TOUR Ⅱ」は、すごかった!
正直Ⅱの前半は、Ⅰ同様、なんかピンときませんでした。このまま最後までいっちゃうのかな、むきになって最後まで観た時間は無駄だったのかなと思っていたのですが……。
歌いまくり、へとへとになったフミヤが、「見上げてごらん夜の星を」の冒頭だけ歌い、後を会場のファンに歌わせようと思ったら、その目論見が外れたシーンで、まず笑いました。あっという間にファンの声が尻つぼみになり、消えたのです。フミヤも「歌詞、知らないか」と苦笑していましたが、ファンが歌っている間に息を整えようと思ったんだろうに、お気の毒さまでした。
そして2度目のMC(また歌ではなくMCだよ)で、目が覚めました。チェッカーズ結成10周年を振りかえる内容だったのですが、モクの「まだ先は長いと思うけど」というセリフにグッときました。秋に解散を発表するのに、夏のこの時点ではまだ解散は考えていなかったんでしょうね。
そして「Blue Moon Stone」は、珠玉でした。更に良かったのが、「ファンのためではなく、チェッカーズのために歌います」とフミヤが宣言したアンコール。デビューのために東京に出てきた7人をうたった「Standing on the Rainbow」には泣きました……。
いや、ほんと結果的には観て良かったです。
|