以前から観たかった「花の詩女 ゴティックメード」を、こないだの土曜、観てきました。
完璧主義な永野護がこだわり過ぎ、ブルーレイなどのソフトで発売することが不可能で、劇場で上映する機会を待つしかないという伝説の映画です。チケットを取ってくれた友人には、感謝感激雨霰(古い)です。しかも午前の上映は、機械の不具合で急遽中止になったとか。観れて良かった~。
そんな貴重な機会だったのに、あやうく何の予習もせずに知識ゼロで観るところでした。ふと気づき、朝方焦って『ファイブスター物語 第13巻』を斜め読みし、「花の詩女」のあらすじもチェックしましたけど。おかげでちゃんと話は分かったし、マンガの方の理解も深まりました。おぉ、こうつながるのね、と。
最初は、なぜこれがソフト化不可能なのか分かりませんでした。ブルーレイどころか、DVDでもいけそうな気がする。でも雨のシーンで、しとしと降る雨の描写にちょっと背中がぞくっとしました。今までさんざん観てきた他のアニメでの雨の描写とは、明らかに違うのです。それほど強くない細かい雨の中にずっと立っているうちに、びっしょり濡れてしまい、体温も下がっていく様子がよく出ていました。一見どうってことない自然な描写をするために、逆にむちゃくちゃ技術が使われているということなのでしょう。
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