こないだの日曜は、友人と桜木町近辺をお散歩しました。「近辺」といっても、結構な移動距離ですが(^-^;
まずは伊勢山皇大神宮と、すぐそばの成田山横浜別院で、遅ればせながら初詣をしました。成田山では護摩木(500円)を奉納し、御護摩祈祷に参列させていただきました。邪念や迷いなどが断ち切られる気がして、参列後はさっぱりします。
その後お昼は、野毛のヴェトナム料理屋シクロへ。通りがかりに友人が見つけた、ビルの2階にあるお店です。エレベーターで上がると、店内に直接着いてしまうので、メニューを見てやめるという選択肢の存在しないお店です(^-^; でも美味しいので、入って損はないと思いますよ。
私たちは、鶏のフォーと揚げ春巻きを食べました。どちらも美味しかったですが、特に揚げ春巻きが絶品でした(写真はありませんが)。
辛いソースと甘いソースの瓶が添えられているので、お好みで途中からかけると良いと思います。
その後は、赤レンガ倉庫に移動。徒歩で移動したのですが、通勤ラッシュみたいな混雑でした。自分のペースで歩けないので、ちょっと辛かった。赤レンガでは、横浜消防出初式2020をやっていました。残念ながら一斉放水とかの時間にはうまく合わなかったのですが、消防関連の車両が山ほど来ていました。子どもがはしご車に乗せてもらったり、航空救助訓練をしたりしている様子を遠目に見ました。
そんな私たちの目をくぎ付けにしたもの、それは海上保安資料館横浜館! 看板にでかでかと「北朝鮮工作船展示」とあるのですよ。
これは観にいくしかありません(そうか?)。で、行ってみたところ、えらい混雑でした。しかも皆さん、結構真剣に展示を観ています。平成13年に起きた北朝鮮のものと思われる工作船による事件に関連するものをを展示するためだけに存在する資料館のようで、予想外に巨大な工作船の他、回収された火器やお菓子の袋などが展示されていました。入場無料です。
海上保安資料館横浜館-Japan Coast Guard Museum YOKOHAMA-
いろいろな意味で「うむ」と思いつつ資料館を後にし、何となく日本大通りの方へ。その途中で、横浜港のマンホール蓋を目撃したわけです。
何とな~く行った先は、横浜開港資料館。名前的に紛らわしい、横浜開港記念館(ジャックの塔がある方)ではありません。「ペリー提督横浜上陸の図」に書かれている、「たまくすの木」が中庭にある方です。1866年の大火と1929年の関東大震災で燃えたため、絵にあるものとはだいぶ樹形が違いますが、現物です。しかし、たまくすくん、強いな。
やっていたのは、「横浜中消防署100周年記念 横浜の大火と消防の近代史」というディープな展示。たまたま当日は無料公開だったため(多分赤レンガでのイベント連動して)、ありがたく観覧させていただきましたが、本当は入館料は200円でございます。横浜の近代的な消防活動の初期を担った人々の写真や、消火技術の変遷など、ディープというかマニアックというか……。
でもやはり、開港前後の横浜についての常設展の部分を含め、皆さん熱心に展示をご覧なのです。真面目というか、何というか……。消防の展示に至っては、1000円の図録を手に、熱心にメモを取っている方もおいででしたが、消防マニアじゃなければ、研究者の方だったのかな?
資料館を出たら、ぽつぽつ雨が降り出していたため、日本大通り駅に向かい、友人とのお散歩はそこで終了。駅構内のお店でケーキセットを食べ、疲れを癒しました。
ちなみに私はその後、横浜そごうのそごう美術館で「樹木希林 遊びをせんとや生まれけむ展特別編」を観ました。いや、その日を含めた3日間だけ、ミレニアムカード会員は入場無料だったのです。
大混雑&これまた皆さん熱心に展示をご覧でした。樹木希林の残した名言や、映画などで着た衣装などが展示されていて、大変見応えがあります。ゼクシーのものなど、樹木希林が出演した印象的なCMなどの映像も観ることが出来ました。残念ながら、フジカラーのCMはありませんでしたが。
印象に残ったのは、最後の方にあった、樹木希林自身が他の人から聞いた、「好きなことをして食べて行こうと思うのは甘い。みんな、好きじゃないことをしてお金を稼いでいるのだ」という内容の言葉。当たり前といえば当たり前のことだけど、ちょっと身に沁みました。
なお本当は、観覧料は大人1,000円です。ま、高いと言えば高いですが、その価値はある気もします。今月26日(日)まで開催されています。
入場無料の展示のはしごで、お腹いっぱいの一日でございました。