魅惑のマンホール、可愛い単管バリケード

日本各地・世界各地のマンホール蓋を中心に、単管バリケードも紹介します。街路樹保護盤やピクトグラム、救命ブイなど、様々なカテゴリーの記事をアップします。

映画「武士の一分」~キムタクの目の演技が秀逸~

観たくて録画したのに、内容が重いことを知っていたため、なかなか観る気になれなかった映画「武士の一分」、ようやく観ました。

 

 

藩主のお毒見役の一人である三村(キムタク)は、貝の毒にあたり、失明します。本来なら役職を解かれ、生活も困窮するところですが、温情により、これまで通りの禄をもらえることに。でもそれは妻(檀れい)の犠牲によるものであることが判明し……。

 

キムタクの「見えていない」演技がすごいです。見えないがゆえに木の根にけつまずいたりする時、「見えているのに見えていない演技をしている」ようには思えないほど自然なのです。それ以上に光るのが、表情というか、目の演技。失明前の穏やかな目、失明したことを知った時の絶望に満ちた目、現状を受け入れ、また穏やかになった目。そして妻の犠牲を知った時の、またもや絶望に満ちた目……。なんだかんだ言って、この人は良い役者だよなぁと思います。

 

 

中間役の笹野高史をはじめ、脇を固める俳優陣も豪華です。笹野さんがいなかったら、もっと救いのない内容になりそうなところ、笹野さんのひょうひょうとした演技に癒されます。

 

予想以上に良かったので、お勧めです。

 


 

 

ちなみに楽天ブックスのトップページに、「ご注文数増加にともなう商品のお届け遅延について」というお知らせが出ていました。コロナ騒動で外に遊びに行くこともなかなか出来ないから、皆さん、おうちにこもって本を読んだりビデオを観たりしているということでしょうか。