『武士道エイティーン』に引き続き、『武士道ジェネレーション』を読みました。
結論からいうと、個人的には『武士道エイティーン』まででやめておいた方が良かったかなと思います。もちろん、磯山さんの章は彼女なりの武士道の極めぶりなど、読み応え十分でした。
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でも、もう一人のヒロインの早苗の部分がなぁ……。『武士道シックスティーン』の頃から、私は早苗があまり好きではありません。身近にいても、絶対にお友達にはならないタイプ。その甘さに、イライラする。
とはいえ『武士道セブンティーン』、『武士道エイティーン』と、磯山さんはじめ周囲の人の影響で早苗も成長し、変わってきたので、結構見直していたのですよ。
なのにここにきて、成長どころか、大幅後退。大学生、社会人、妻、母と立場を変えるごとに、人間的に尊敬できなくなっていくのです。沢谷さん、なぜにこんな女が良いの?
っていうか、早苗はあれですね、男性には好かれるけど、同性には嫌われるタイプ。だいぶ変わり者ではあるけど、磯山さんの方がよっぽど良いのにね。例え部屋の壁に竹刀が当たった穴が開いていようが、道着の洗濯のペースが少なかろうが(^-^;
ま、何はともあれこれで完結です。磯山さんが今後ますます武士道を極められることを祈っています。