観る気まんまんだった映画「嘘八百 京町ロワイヤル」、調べたらすでに1日1回上映になっており、来週もやっているか定かではなかったため、一昨日焦って行ってきました。
大筋の構成としては、前回と同じです。中井貴一演じるさえない骨董屋の小池が、自分を騙した相手と協力し、別の相手を騙すことになります。
今回小池を騙すのは、広末涼子演じる志野です。騙している間の楚々とした演技と打って変わって、騙したことがばれた後の開き直った演技は振り切れた感じで、かえって良かったです。個人的にあまり広末涼子は好きではないのですが、逆に私の中での彼女のポイントが上がりました(笑)。
小池と腐れ縁の、腕は良いのにくすぶっている陶芸家の野田を演じている佐々木蔵之介は、前作同様真剣に粘土を練りまくり、ろくろを回しまくります。本職の陶芸家になれるんじゃないかと思うくらい。
野田の妻役の友近も、相変わらず良い味出しています。志野との対決シーンは、秀逸。
一般的に続編は第1作より落ちると言われますが、個人的には第1作と同じくらいには面白かったです。それなのに、なんであんまり評判にならず、公開から1ヶ月経たずして、もう静かに打ち切りモードなんだろうなと、観ながら思っていたのですが……。
最後で、ひょっとしてと思いました。……えーと、出演者の不始末ってやつ? 人間の出演者ではありませんが、今、連日ニュースで映像が出てくるあのクルーズ船が出てくるんですよ。
プリンセス・クルーズの別の船かなとも思ったのですが、サイトで確認したら、ばっちりダイヤモンド・プリンセスさんがご出演でした……。それじゃあ、あんまりばんばん宣伝打つわけにもいきませんよね。かといって、公開を先延ばしにするのも変だし。普通に公開して、ほどほどで上映をやめるということになったのかな。違うかもしれませんが。
<追記>
早くもDVD&Blu-ray化されるそうです。2020年7月8日発売です。
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第1作の感想は、以下のとおりです。