魅惑のマンホール、可愛い単管バリケード

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『白銀の墟 玄の月 第二巻』(小野不由美)~伏線に次ぐ伏線の嵐~

この巻についての感想を言うことは、非常に難しいです。重要な展開とかに触れないでも、当たり障りのない感想を書いただけで、ある意味ネタバレになってしまうので。でもまずは、絶対にネタバレにならないことだけ。

 

 

頼むから、人物紹介をつけて~という感じです。次々に人が出てきすぎて、もはや誰が誰だか……。実際に出てきている名前ありの人に加え、名前だけ出ている人もいれば、名前が出てこない状態で出てきている名無しさん(重要人物と思われる)が3人ほどいるし。

 

そして、伏線が多すぎ。最大の、6年前に行方不明になった王様はいったいどこに、という伏線に始まり、伏線に次ぐ伏線。その一部は解消されても、解消された伏線の数より、新たに張られた伏線の数が多い、という感じ。

 

で、当たり障りがないのにネタバレになってしまう感想ですが……。

 この巻は、ブレイクスルー(怒涛の展開)を前にした、プラトー(平原)の巻ですね。動きがないわけではないけど、基本的には何も話が展開しない。ぐるぐる同じところを回っているというか。6年前の事件の細かい部分が見え始めたけど、根本的なところは不明だし。

 

ちなみに一巻の感想は、以下の通り。

 

margrete.hatenablog.com

 

一昨日すでに三・四巻が出ているので、早く読みたいですが、今は読んでいる本(これも結構面白い)があるので、それを読了してからにしないとね。