「しきしまの大和へーアジア文華往来ー」展の後は、中華街に行きました。
テレビで観た、蘭州ラーメンを食べてみようと思ったのです。行ったお店は蘭州牛肉拉麺。
蘭州ラーメンの特徴は牛骨出汁と手打ち麺です。事前に調べたところ、ビャンビャン麺も売りらしい。ビャンビャン麺の「ビャン」は現在使われている中国語でもっとも複雑なもので、各数はなんと57画! 手書きだと、こんな感じ。
店内の看板です。活字だと、こう。
「麺打ちまたはビャンビャン麺をすする時の擬音語」って、そのためだけにこんな難解な字を作ってしまうところがすごいな。
で、どんな感じかというと。
下の写真で、麺の太さが伝わるかな? 箸上げして写真を撮ろうと思ったら、手ぶれしてしまいましたが。
お味はというと、どっちも美味しかった~。牛骨なので、しつこいかと思いきや、意外にあっさり。そして化学調味料っぽい感じも、ほぼなし。本当だったらスープを全部飲み干したいくらいでしたが、お腹がはちきれちゃうので、やめておきました。お肉も結構たっぷり入っているし、これで880円はお得だと思う。
かんじんのビャンビャンメンはというと、刀削麵みたいに場所によって太さ・厚みが違うので、1杯で様々な麺の触感が味わえます。ちなみになぜ牛骨出汁で牛肉かというと、イスラーム料理の一種なので、豚がご法度だからです。
あまりにメニューもお店の人もビャンビャン麺押しだったため、蘭州ラーメンを食べにいったはずが、思わず2杯ともビャンビャン麺にしてしまいましたが、今度はラー油が浮いて真っ赤なラーメンにしようっと。まぁビャンビャン麺も蘭州ラーメンの一種らしいですが、一応普通のラーメンのような細麺もあるのです。